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治療

他の病気以上に、不応症は、それぞれの例ごとに症状や治療は異なります。医師とよく話して、治療を進めてください。

●原則は対症療法


大部分は遺伝子異常に基づく疾患であるため,原因に対する治療法(根治治療)はないと言われますが、多くは甲状腺機能正常のことが多く,その場合は治療の必要はありません
甲状腺ホルモン不応症では、甲状腺ホルモンβ受容体の異常がある場合が多いのですが、甲状腺ホルモンα受容体が多い心筋だけは甲状腺ホルモンが機能し、他の症状がない場合でも動悸だけが起こるという例がよくあります。その場合は、心臓の血管拡張剤(ワソランなど)を服用します。α受容体を阻害するTR-αブロッカーの研究が期待されます。
TSH過多による甲状腺の腫れが進む場合は、甲状腺ホルモンT4(チラージン)を服用することやアイソトープを検討します。


●低下症の症状の場合は、甲状腺薬を服用


甲状腺機能低下症の症状が強い場合は、血中の甲状腺ホルモンが多くても、甲状腺ホルモンT4(チラージン)を服用します。
また、T4からより活性度の高いT3への変換の異常がある場合は、甲状腺ホルモンT3(チロナミン)の服用を併用します。


●亢進症の症状も対症療法


甲状腺機能亢進症の症状が強い場合は、βブロッカー(インデラルなど)を服用し、特に動悸などの症状が強い場合は、血管拡張剤(ワソランなど)を併用します。

甲状腺機能亢進症の症状が非常に強く、甲状腺が肥大している場合は、アイソトープ(放射能)によって、甲状腺を一部、破壊して、甲状腺ホルモンの分泌量を抑えます。
継続的な肥大が予想されるため、腫瘍などがない場合は、重ねて実施することが困難な外科的手術は通常、選択しません。

抗甲状腺剤(メルカゾールやプロパジール)の投与により甲状腺ホルモンレベルを低下させると、TSH分泌は更に促進され、甲状腺腫の増大、TSH産生細胞の過形成から腺腫形成へ進展する可能性があるので、抗甲状腺薬は避ける方向で、治療します。
抗甲状腺薬を使用する場合は、甲状腺の大きさの観察を十分に行うことが重要です。

※ヨード剤の投与の効果については、確認中。エスケープ現象が起きない例も多いようです。
※ステロイド投与の効果についても、確認中。



●今後の治療


本来は、TSH分泌を低下させ甲状腺ホルモンレベルを下げることが望まれます。
TSH分泌を抑制する薬剤としてドーパミン作働薬のブロモクリプチン、ソマトスタチン誘導体、T3誘導体(triiodothyroacetic acid; TRIAC))などが研究されています。

TR-αブロッカーができたなら、自覚症状として、動悸のみ起きる患者には朗報です。

参考文献はこちら
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tag : 甲状腺ホルモン不応症

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